荻窪教会のあゆみ

「荻窪教会」発足当時の懐かしい日記が綴る思い出


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北関東ブロック指導係 右田 次男


荻窪教会の前身「荻窪支部」設立当時の
貴重な経緯を、初代担当教師の右田次男先生が
日記にまとめておかれたものを、
その中から抜粋してご紹介しましょう。
当時新築の1部2階建木造教会
木造建築の荻窪教会
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 [昭和31年]
 ・8月12日東京支部詰(杉並支部担当)
 ・8月16日杉並支部へ着任、就任奉告祭(橋本春生支部長もご出席)
 ・9月22日「武蔵野支部との合併問題がおこって、近日中に話合いがしたいというが、この交渉もなかなかではない。以前からの感情問題もあって、難しいこともある」
 ・9月28日「立正佼成会においての新宗連幹部信徒大会のあと、みんなで土地を見に行った。よいところが2ヵ所候補地としてあがっている」
 ・11月2日「合併新支部建設地は、荻窪に決まりそうだ。今日、東京支部に行ったが、マスター(橋本春生師)もそんな意向のようであった」
 ・11月30日「荻窪に土地の買収が完了、本日金を渡して権利証などを全部受け取るいよいよ“みささげ”だ」
 ・12月17日「武蔵野支部の荷物が入って実ににぎやかだ。少し整理がついて一息というところ」
 ・12月21日「合同で初の感謝祭を挙行させて頂いた。佐藤師が祭司長。両支部で90人の参拝者、まだしっくりとけ合ってはいないが、概して良い空気であったように思う」
 ・12月24日「新支部建設用地において地鎮祭を行った。いよいよ建築の基礎工事にとりかかることになる」


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[昭和32年]
 ・1月12日「井元師が荷物をもってやってこられて、すぐ引き継ぎをし、自分は東京支部へ引き上げることになった。
 ・1月19日「マスターが本部から帰って来られて聞くところによれば、井元師は一宮支部長として転任される由。そのあと杉並、武蔵野支部を1人で受けもってやれといわれる」
 ・1月25日「支部建設の工事契約をようやくのところで取り交すことができて、2月1日が上棟式の予定だ」

昭和32年上棟式の光景
荻窪教会木造建築の上棟式
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 ・2月1日「おかげにより棟上げも終った。ありがたいことだ。これから先、資金のことなど問題もないではないが、ひたすら神に依りきって、この合併を成就させて頂きたいと思う」
 ・2月2日「新支部の名称は、荻窪支部と命名して頂いて、おしえおや様御自身でつけて下さったのである」
 ・2月11日「荻窪の神殿をどういう模様にしたらよいか、マスターにお伺いしたところ、それは簡単にきめられるものではない。誠せねばいかんということで、すぐに頭に浮ぶなどは難しいことだから、都内支部を見てまわろうとおっしゃって下さった。午後からお供して、千代田支部と、上野支部に行き、見させてもらったのだが、なかかなよいのが見当らぬ。素晴らしいデザインが授かりますよう神はよろしく恵み給え」
 ・3月22日「支部の処世訓の額を見に、表具店へ行き、いろいろ聞きながら良い勉強をさせて頂いた」
 ・3月29日「移転準備献身。20人ばかり参加。大掃除だけは一応終らせて頂くことが出来た。マスター先生も来て下さっていろいろお話をして下さったことは、ありがたいことであった」


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 ・3月30日「杉並より荻窪へ本日移転。40人ぐらいの人がみささげに参加。新支部に寝る。24歳のありがたい誕生日」
 ・3月31日「神霊鎮座式挙行、参拝者110人」
 ・4月7日「家の登記の方も順調にいくようだ。10日までに工事を完成し、盛り上る力をもって落成式にのぞめば、それで一応終りだ」
 ・4月14日「朝詣り80人、明日は100人目標」

落成式の1場面
2代教祖様夫妻を
お迎えしての落成式
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 ・4月17日「教主様をお迎えして落成式を挙行。準備は式の始まるぎりぎりまでかかって全く大童。残り工事を今日やっているような始末で、どうにか間に合ったという程度。おしえおや様には至ってご満足のご様子であった。ご親講もいろいろと40分くらいにわたってお話下さり、誠にありがたかった。2階でも1時間ぐらい支部長達にお話を賜り、気持ちよくお話頂いたご様子。ありがたかった。(自分は階下にいて出席せず)今日は、感無量で祭司長をつとめさせて頂いたことではある」
 ・5月5日「都庁から係官が出張、 宗教法人設立の現地確認をしてもらう」
 ・5月31日「風呂を沸して入る。新しいのは実に良いものだ。銭湯の良さとまた違う」
 ・6月7日「転任の電報が来た。浜松支部詰だ。マスター先生について行くのである。後任は小野久彦先生」
 ・6月10日「出発、浜松へ」



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- 荻窪教会のあゆみ 目次 -
表紙 PL宣言 祝辞 各会々長メッセージ 荻窪教会新殿堂落成式祭文
荻窪教会沿革史・年表 右田次男先生の懐かしい日記
荻窪教会長時代のよき想い出 座談会「荻窪教会草創期を語る」
写真で見る教会史 新殿堂落成までの歩み 新殿堂の概要
編集後記